【ひとりで特許出願ー2“発明協会(会館)”<続けることによってひらけてくる道もある>】
“発明協会”<続けることによってひらけてくる道もある>
ひょんな自分の思いつきが、はたして ‘初めてのものなのか’ を知りたくて特許庁へ出向いていったド素人の自分に対して親切丁寧な対応で接して下さった特許庁でしたが、その時に接見して下さった職員の方に教えていただいたのが<発明協会>(発明会館)でした。
先日は5時を過ぎてしまったので断念したのですが、実はこの<発明協会>(発明会館)は、特許庁のすぐ近くにあるのです。
職員の方が、
『とりあえず<発明協会(発明会館)>へ行って相談してみてはどうか?』
と仰っていたので、もう一度特許庁へ行って似たような特許申請のものが存在しないか調べました。
色々なワードを組み合わせて調べても同じものは見当たらなかったので、そのまま<発明協会(発明会館)>へと向かいました。
特許庁からは歩いて五分くらいでしょうか、特許庁からみると大通りを渡って斜め右の道路を歩いていくと、それはありました。
そこでは、曜日によって違いますが弁護士さんや弁理士さんがいらっしゃって、私のような素人に分かりやすく特許や実用新案、意匠や商標などについて教えてくれますし、特許申請の為の手助け(アドバイスや助言等)をしていただけます。
やはりこちらも5時くらいまでなのと、混み合っている時などは接見できない可能性があるので時間に余裕をもって訪問されることをお勧め致します。
一人あたり30分〜1時間くらいの時間をいただけたように記憶しております。
そんな<発明協会>(発明会館)ですが行ってみて、素直な感想は『行って良かった』です。
何か疑問に思っていることがあったら丁寧に教えていただけますし、経験豊富な方々のアドバイスが拝聴できます。
自分が一番知りたかったことは、“特許申請するに足るか?” だったのですが非常に好感触でした。
『面白いね、それは』と言ってくださったことで少しだけ自信が湧いてきました。
行く前は不安だらけで、一笑に付されたらどうしよう?・・・と思っていたのですが、思い切って行ってみて本当に良かったです。
ただ、そこでも念を押して言われたのが、“以前に同じようなものが発表されていないか徹底的に調べるように” でした。
同じものが発表(申請)されていなければ、特許を取得できる可能性はあると思うので特許申請書類を作成して持ってきなさいと言われて、喜び勇んだ帰り道を覚えています。
そして、いよいよ特許出願に向けて『特許願』の書類の作成へ
ほんの少しだけ心の中にあかりが灯ったような気がした一日でした。
【全国にある発明協会(連携機関)】
皆さまの中で、もしも思いついたアイディアや発想などがあったら自分の胸の中にしまっておかないで、思い切って電話などでもよいので相談されることをお勧め致します。
最初からあきらめないで、やれることをやり続けることによって開けてくる道もあります。
今回の件に関して様々な方々と出会い、関わらせていただいたお蔭で少しずつ道が開けてきましたし、自分ひとりだけでは到底歩き続けることはできませんでした。
歩き始めなければ何も始まりません。
どこかの誰かが一歩踏み出すキッカケになれば、嬉しく思います。
特許庁の所在地は東京ですが、発明会館は日本全国に発明協会(連携機関)として存在しております。
つづく
一般社団法人発明推進協会〒105-0001 港区虎ノ門2-9-14 発明会館
*こちらのビルで一階の入り口を入って訪問票に記帳して順番がくると、特許などの知的財産権についての無料相談ができます。
【Re-Bone Wallet リボーンウォレット/特許出願編】
【01】“始動”<最初の一歩>
【02】“発明協会(会館)”<続けることによってひらけてくる道もある>
【03】“模倣から始める”<先人たちの礎>
【04】“弁理士会館と商標登録”<一期一会>
【05】“特許出願”<背中を押してくれたひと>
【06】“国内優先権の主張”<ひとりでは何処にもいけない>
【07】“運命的な出会い”<縁(えにし)>
【08】“諸刃の剣”<戦略としてのグレー>
【09】“面接”<淡い期待>
【10】“最初の拒絶通知”<余命数ヶ月の宣告>
【11】“原点に戻る”<実より名を取るー桜の咲く季節>
【12】“最後の面接”<ひとりではない>
【 ∞ 】“感謝の気持ち”<恩返しと恩送り>
【2022】◆ひとりで特許出願〜その後の話〜◆
◆製品開発と同時進行で行っていた、特許出願までに至る経緯とその後のことなど特許情報などを含めて掲載しています。
◇特許にまつわる情報(特許庁や発明会館、弁理士会館や商標登録等)を掲載しておりますので、ご自分で第一歩を踏み出そうと考えていらっしゃる方のご参考になればと思い執筆致しました。
【Re-Bone Wallet 製品開発編】
こちらのページはRe-Boneの軌跡をまとめたページになります。
内容はRe-Boneのコンセプトを 始めとして、Re-Bone Walleの開発秘話、
レザーの知識やメディア掲載情報など、Re-Boneのすべての情報がご覧になれます。